噛み合わせが悪いままだとどうなるの? | 矯正歯科コラム

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噛み合わせが悪いままだとどうなるの?

頭痛や肩こり、身体の疲労感など日常生活に支障をきたす不調の原因は「噛み合わせの悪さ」にあるかもしれません。噛み合わせが悪い状態を放置すると、歯や顎だけでなく、全身に影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。

本コラムでは噛み合わせの悪さによって引き起こされるトラブルを解説します。また、正しい噛み合わせのほか、悪化してしまう習慣、治療方法についても解説しています。ぜひご参考にしてください。

噛み合わせが悪いと起きやすいトラブル

噛み合わせが悪いと、歯へのダメージだけでなく、顎や肩、精神面にも支障をきたすことがあります。

  • ・頭痛、肩こり
  • ・歯の食いしばり、歯ぎしり
  • ・顎関節症
  • ・虫歯、歯周病
  • ・メンタルの不調

噛み合わせのバランスが悪いとブラッシングが行き届かず、磨き残しが多くなります。口腔環境が悪化するため、虫歯や歯周病を引き起こしかねません。歯のくいしばりや歯ぎしりも一部の歯に負荷がかかるため、これらのトラブルが起こると考えられます。

噛み合わせの悪さから来る影響は口腔内にとどまりません。顔の周りにある筋肉と神経のバランスが崩れ、顎関節症や肩こり、頭痛など全身にまで悪影響を及ぼします。咀嚼の回数が減ると、幸せホルモンといわれる「セロトニン」の分泌が減少し、メンタルの不調を来たす恐れもあります。

正しい噛み合わせとは?噛み合わせが悪くなる習慣もチェック

噛み合わせが正しいとブラッシングがしやすく、咀嚼もきちんとでき、口腔環境が整います。虫歯や歯周病予防にもつながるので、歯の健康寿命も伸びるでしょう。

正しい噛み合わせとは、主に以下が挙げられます。

  • ・1歯対2歯咬合である
  • ・隣り合う歯と隙間ができない
  • ・上下を噛み合わせると上の歯が下の歯にかぶさる
  • ・正中一致

「1歯対2歯咬合」とは、上の歯1本に対し、下の歯2本が噛み合っていることです。さらに、歯に隙間がない状態や上下の歯の噛み合わさる位置が正しい状態なのかもチェックするポイントです。

上記と併せて、噛み合わせが悪くなる習慣もチェックしましょう。以下の通りです。

  • ・無意識の舌癖(ぜつへき)
  • ・指しゃぶり
  • ・口呼吸
  • ・抜歯、抜歯後の放置
  • ・遺伝

なお、子どもと大人の正しい噛み合わせは異なります。噛み合わせの状態を正確に把握したい方や肩こりや頭痛にお悩みの方は、お近くの矯正歯科医院へご相談ください。

Q1:歯並びがきれいなのに噛み合わせが悪いことはあるのでしょうか?
A1:一見、歯並びがきれいでも噛み合わせが悪い場合があり、その逆もあり得ます。歯科医院で噛み合わせの悪さを指摘された方は、歯並びにかかわらず噛み合わせの治療を検討しましょう。
Q2:噛み合わせの悪さは顔の印象に影響するでしょうか?
A2:噛み合わせが悪いと顔のバランスが悪くなったり、輪郭やエラの張りが左右非対称に歪むなど影響が出ることがあります。
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