矯正歯科治療の相談方法
矯正歯科治療を検討する際、何から始めればよいのか、どんな質問をすればよいのか戸惑うことも多いでしょう。正しい相談方法を知ることで、治療への道がより明確になります。
本コラムでは、あなたの不安や疑問を解消するための矯正歯科治療の相談のコツをお伝えします。あなたの矯正治療の第一歩を、この情報とともに踏み出してみませんか？
矯正歯科治療の相談方法｜流れと質問すべき内容とは
矯正歯科治療を検討する際に、まず重要な点として「適切な専門医院の選び方」が挙げられます。専門の知識と経験が求められる矯正歯科は、一般歯科とは異なる領域です。そのため、日本矯正歯科学会の認定医が在籍している矯正歯科専門医院の選択がおすすめです。
相談の手続きは、まずは電話やメールでアポイントメントを取り、来院時に問診表の記入から始まります。ここで、自分の歯の悩みや生活習慣、既往症などを詳しく記入します。この情報を基に、歯科医師と具体的な相談が行われ、その後、簡易検査を受けることになります。この検査を通して、治療の方針や費用についての説明があります。治療を進めるにあたり、特に確認したいポイントは、自分の歯の状態、矯正の必要性、治療の適切な開始時期、期間や通院頻度、そして費用に関する詳細です。不明点や疑問点がある場合は、この時点で納得がいくまで医師に質問しましょう。
矯正歯科治療を成功につなげる相談の要点
矯正歯科治療では、悩みや希望を明確に伝えることが成功へのカギとなります。例えば、「抜歯を避けたい」「目立たない装置を選びたい」「学生の間に治療を完了させたい」などの具体的な希望があれば、それを治療計画に組み込むことで患者さまに合わせたカスタマイズができるでしょう。希望を積極的に伝えることで、専門医はその要望を踏まえた治療案を提案してくれるほか、治療に関するリスクや対策についても詳しく知ることができます。治療に入る前に、明確な道筋や計画を知ることは、治療を受ける側としての納得感や安心感を得るうえで非常に大切です。
当院では、矯正歯科専門医が初診相談に対応しています。患者様の希望や悩みに耳を傾け、最適な治療計画を一緒に考えていきます。どんな小さな疑問や希望も、気軽にお話してください。
- Q1：治療費用はトータルいくらくらいかかりますか？
- A1：おおよそ80～100万程度ですが、お口の中の状態や、矯正装置によって金額は変わります。
- Q2：治療期間はどのくらいですか？
- A2：矯正器具をつける期間は2年半～3年程度です。その後、後戻りを防ぎ歯列を安定させるためにリテーナーと呼ばれる保定装置をつけます。リテーナーを付ける期間は1～2年が目安です。
