マウスピース矯正のメリットとデメリットとは
マウスピース矯正は、マウスピース型の装置で歯列を動かす治療法ですが、目立たず痛みが少ないのが特徴です。大人になってから歯並びを綺麗に整えたいという方におすすめです。
本コラムでは、マウスピース矯正に興味がある方に向けてメリット、デメリットをご紹介します。マウスピース矯正を失敗しないために、ぜひご参考にしてください。
マウスピース矯正のメリット
マウスピース矯正はほかの矯正装置に比べ、多くのメリットがあります。以下ではワイヤー矯正と比較した結果、どのようなメリットがあるのか?をいくつか紹介しています。
・見た目が目立たない
・痛みや違和感が少ない
・金属アレルギーでも治療でき、身体に優しい
マウスピース矯正は、透明なプラスチック素材を使用しているため、矯正装置が目立ちません。また、ワイヤーやブラケットを使わないため、金属アレルギーの方も治療可能です。金具で口の中を傷つけることもなく、安心して治療を受けられるでしょう。
また、痛みや違和感が少ない要因として、1枚あたり0.25mm歯が動く設計となっていることが挙げられます。マウスピース矯正は綿密に計算された圧力で歯を動かしますが、ワイヤー矯正は手でワイヤーを締めるため、必要以上に力がかかる可能性があります。結果的にこの差が、痛みに繋がっていると考えられています。
マウスピース矯正のデメリット
さまざまなメリットのあるマウスピース矯正ですが、以下のデメリットも存在します。
・紛失の可能性がある
・決められた時間装着していないと効果が発揮されない
・歯や顎の状態によって向いていない方もいる
ご自身で取り外しができることがメリットである反面、装着時間が守れなかったり無くしたりするリスクがあります。マウスピース矯正は1日の装着時間が決まっており、装着時間が不足すると、本来得られるべき効果が得られない可能性があります。また、マウスピース矯正は歯を大幅に動かすのは得意でないため、歯や顎の状態によって向いていない方もいます。現在の歯並びでマウスピース矯正ができるかどうかは、歯科医院にて精密検査を行いましょう。
このようにマウスピース矯正にはメリットとデメリットがあります。ですが、ほかの矯正方法に比べると痛みが少なく、金属アレルギーでも使用できるなど、多くの利点がある矯正方法であることは間違いありません。どの症例でも使える矯正方法ではありませんので、マウスピース矯正をご希望の方は精密検査を受けたうえで、歯科医師とご相談することをおすすめします。
Q1:マウスピース矯正に向いている人はどんな人ですか?
A1:マウスピース矯正に向いているのは以下のような方です。
・1日20時間以上装着ができる方
・自己管理ができる方
・大きく歯を動かす必要のない方
・見た目が目立ちにくい歯科矯正がしたい方
Q2:金属アレルギーでもマウスピース矯正はできますか?
A2:マウスピース矯正は、プラスチック素材のため金属アレルギーの心配はありません。