矯正治療中の食事で痛みを感じるときの注意点と対処法|堺市の矯正歯科「西村歯科」 矯正歯科コラム

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矯正歯科コラム

矯正治療中の食事で痛みを感じるときの注意点と対処法

矯正治療一般

矯正治療中は、歯が引っ張られているような重い痛みを感じるケースがあります。
特に、食事中の咀嚼(そしゃく)によって症状が悪化することが多いです。
本コラムでは、矯正治療中に生じる歯の痛みの原因と起こりやすいタイミングについて解説します。食事で痛みを感じる際の注意点と対処法もご紹介しているので、現在治療中の方や今後検討される方は、ぜひご参考にしてください。

なぜ矯正治療中は痛みが生じるのか

矯正治療中は、歯に少しずつ力を加えて歯を移動させます。
歯を移動させる際に、歯の根っこの部分では骨の吸収と生成が同時に行われますが、骨が吸収されるときに痛みの原因物質が放出されるため、痛みを伴います。
このため、矯正装置の装着時や調整時のように、歯が動くタイミングで痛みが増悪しやすい傾向にあります。このような状態で食事を摂ると、咀嚼で刺激が加わり、痛みがさらに強まります。特に硬い食べ物や大きいままの食材を咀嚼すると、歯にかかる圧力が高まり、強い痛みを引き起こす原因になるため注意が必要です。

矯正装置による痛み

矯正治療で痛みを訴える患者さまの多くは、一般的には装着後3~6時間経過してから痛み始めるケースが多く、2日後くらいから痛みが強まります。痛みのピークは2~5日程で、装着から1週間程度経てば治まるケースがほとんどです。もし2週間経っても痛みが続く場合は、治療を受けた歯科医院を受診してください。
装置による痛みの度合いや感じ方には個人差があり、なかにはほとんど痛みが出ないケースもあります。

口内炎による痛み

矯正治療中は矯正装置の装着のほかに、口内炎による痛みが生じる場合があります。
矯正を始めた口の中は、矯正装置があるうえ、歯の移動によって口腔内の環境も変わるため、口内炎が生じやすい状態になります。
口内炎は、矯正装置が口腔内の粘膜や舌にこすれてできた傷によって生じるものと、口腔内の環境の変化によるものに大別されます。

矯正装置が原因の口内炎

口内炎の多くが、ワイヤーやブラケット、マウスピースが口の粘膜などに接触することに起因します。
歯が動くにつれ、ワイヤーと口腔内の位置関係が少しずつ変化します。その過程で矯正装置が頬や唇の内側、舌などに擦れて傷ができ口内炎が生じます。また、マウスピースの縁が粘膜に当たって口内炎が発生するケースも見られます。
口の動きによって矯正装置がこすれるため、食事中や会話の際に特に傷がつきやすい傾向にあります。

口腔内の環境の変化による口内炎

口腔内の環境の変化も、口内炎の発生要因です。矯正装置によって口が閉じにくくなると、口呼吸になってしまいます。口呼吸は口腔内の乾燥につながり、唾液の分泌量も減少させます。唾液には口の中を潤す役割があるため、唾液の分泌が制限されると粘膜や舌が傷つきやすくなります。
特にマウスピース矯正の場合、歯全体がマウスピースに覆われるため、唾液が歯の表面に行き渡りにくくなります。
また、矯正治療の痛みによる睡眠不足や、食べられるものが限定され栄養バランスが崩れることで口内炎につながるケースも見られます。

【矯正治療中】食事で歯が痛むときの注意点と対処法

矯正治療中の食事で歯が痛む場合、食べ物の選び方や口の中を冷やすなどの方法で痛みが軽減します。安心して食事を楽しむために、次に解説する注意点と対処法を理解しておきましょう。

温度に注意しやわらかい食べ物を食べる

矯正治療中の歯は強い圧力に敏感な状態のため、やわらかい食べ物を選ぶことが大切です。また、口腔内への刺激を抑えるため、極端に熱いものや冷たいものは避け、常温に近い温度の食事を心掛けるとよいでしょう。
ビタミンB2やB6を含む食物を積極的に摂取することも重要です。ビタミンB2やB6が不足すると粘膜が傷つきやすくなるため、口内炎が発生しやすくなります。

口のなかを冷やす

口内炎による痛みには、口のなかを冷やすことで症状を和らげる方法が有効です。保冷剤や氷を薄い布で包み、10〜15分程度、頬の上から痛む場所に当てると炎症の鎮静が期待できます。
ワイヤー矯正の締め付けによる痛みも、冷やすことで一時的に緩和ができる場合があります。特に、形状記憶合金を使用したワイヤーは、冷やすことで緩む特性があるため、歯にかかる力が弱まり痛みが軽減されることがあります。
ただし、ステンレス製のワイヤーなど一部の素材では冷やしても効果がないため、あらかじめかかりつけの歯科医師に確認しておくとよいでしょう。
また、冷やしすぎると矯正力が薄れて治療に影響を及ぼす可能性があるため、短時間に止めてください。

痛み止めを服用する

強い痛みを抑える場合は、痛み止めの服用も一つの方法です。しかし、痛み止めには炎症を抑える作用もあるため、歯の移動を妨げることがあります。
そのため、比較的炎症を抑える作用が少ないカロナールなどが推奨されますが、できるだけ市販薬は避け、歯科医院で処方された薬を服用してください。
また、抗炎症作用が比較的少ない痛み止めであっても、服用を続けると炎症が抑えられて歯が移動しにくくなることがあります。
矯正治療中に痛み止めの服用を希望される方は、かかりつけの歯科医師にご相談ください。

 

Q1:矯正治療はメリットが多いと感じていますが、デメリットはありますか?
A1:主なデメリットとしては、治療期間が長期にわたる点や、限られたケースを除いて保険適用にならず、自己負担が大きくなる点があげられます。また、歯並びによっては健康な歯を抜歯する必要があったり、矯正装置の装着による痛みやストレスを感じたりする点もデメリットといえます。

Q2:矯正治療の治療期間は2年程度と聞いています。これより延びることはありますか?
A2:矯正治療の期間が2年を超えることは十分にあり得ます。矯正治療では歯や周囲の組織に無理な負担をかけず、段階的に歯を移動させます。そのため、治療開始前の段階でおおよその終了時期を決定するのが一般的です。しかし、個人の骨格や歯の動き方によっては予定より期間が延びることがあります。特に成人の場合は骨が硬く、想定以上に歯を動かすのに時間を要するケースもみられます。

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