矯正歯科でよく聞く専門用語の解説|堺市の矯正歯科「西村歯科」 矯正歯科コラム

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矯正歯科コラム

矯正歯科でよく聞く専門用語の解説

矯正治療一般

矯正歯科治療には、専門的な用語や表現が多く使われます。これらの用語は、初めて治療を受ける方にとって聞きなれず難しく感じるかもしれません。しかし、歯科医師や歯科衛生士の説明をより深く理解するためには、これらの専門用語の意味を知ることが大切です。

本コラムでは、矯正歯科でよく聞く「頻繁に使用される専門用語」をピックアップし解説しています。また、検査や治療中の分かりにくい単語も併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

歯科矯正でよく聞く専門用語①治療と装置の種類

歯科矯正の際には、さまざまな専門用語が使われます。特に、治療の方法や使われる装置に関する言葉は、患者さまにとっては初めて聞くことも多いでしょう。以下では、矯正治療の種類について解説します。

【矯正治療の種類】
まず、「ワイヤー矯正」とは、歯の表側に矯正装置を取り付ける最も一般的な矯正方法を指します。これに対して、「裏側矯正」は、歯の裏側に矯正装置を取り付ける方法で、これには「リンガル矯正」や「舌側(ぜっそく)矯正」という名称もあります。特に目立たずに矯正を行いたい方に適しており、ハーフリンガル矯正という方法では、上の歯と下の歯の裏側にそれぞれ装置を取り付けることで、見た目や舌の不快感を最小限に抑えます。
そして「マウスピース矯正」は、透明なプラスチック製の薄いマウスピースを用いて歯を矯正する方法です。この方法の大きな特徴は、マウスピースが取り外し可能であるため、食事や歯磨きがしやすい点です。ただし、必要な装着時間を守らなければ、矯正期間が伸びるリスクについては、理解しておく必要があります。

【ワイヤー装置の種類】
「ブラケット矯正」は、歯の表面に直接取り付けられる小さな装置です。通常金属製ですが、目立たないようにデザインされた白いセラミック製のブラケットも選択可能です。
次に「アーチワイヤー」です。これは、ブラケットに沿って配置されるワイヤーのことを指し、歯を動かす力を均等に伝える役割があります。手術に必要な要素の一つとして結紮線(けっさつせん)があります。これは、アーチワイヤーとブラケットをしっかりと結びつけ、位置を固定するための細い針金です。さらに、この線はワイヤーの滑りをスムーズにし、摩擦を最小限に抑える役目も果たしています。

歯科矯正でよく聞く専門用語②検査や治療中に聞く単語

ここでは、検査や治療中によく聞く単語をいくつか取り上げ、その意味や使われ方について簡潔に説明します。

治療の際に「印象」という単語が使われることもありますが、歯や歯茎の形状は印象材を使い、模型として取得することを指します。これにより、患者の口腔内の正確な状態を再現した模型が得られ、それを基に矯正装置などを製作する際の参考となるものです。治療が終了した後には「後戻り」という単語が出てくることがあります。これは矯正治療後に歯が元の位置や状態に戻ってしまう現象を指します。このような後戻りを防ぐための処置や手段が「保定(ほてい)」です。そして、その保定のために使用される装置を「リテーナー」と称します。

これらの用語は、歯科矯正の専門用語の一部に過ぎませんが、知っておくと治療の進行をよりスムーズに、そして安心して進めることができます。何か分からないことがあれば、遠慮なく歯科医師に質問してください。

 

Q1:歯がガタガタになっていることを歯科の専門用語ではなんという?
A1:歯が重なり合ってデコボコした状態のことを叢生(そうせい)や乱杭歯(らんぐいば)といいます。
Q2:ワイヤー矯正と裏側矯正の違いは何ですか?
A2:ワイヤー矯正は一般的な矯正方法で、歯の表側にブラケットやワイヤーを取り付けて行います。一方、裏側矯正は歯の裏側に矯正装置を取り付ける方法で、外から見えにくいのが特徴です。

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