「リテーナー」の必要性と効果を知ろう|堺市の矯正歯科「西村歯科」 矯正歯科コラム

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矯正歯科コラム

「リテーナー」の必要性と効果を知ろう

矯正治療一般

数年かけた矯正歯科治療が終わると、リテーナーと呼ばれる装置を使用します。そのため「やっと矯正が終わったのに、また装置をつけるのか」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

本コラムでは、リテーナーを装着する必要性とその効果について解説しています。整った歯並びを長く維持するためにも、リテーナーの役割を理解しておくことは重要です。ぜひ最後までご覧ください。

リテーナーの必要性と効果を理解してしっかり装着しよう

リテーナーは、矯正歯科治療で動かした歯の位置を保定する装置です。矯正歯科治療は、歯の根を支える歯槽骨(しそうこつ)が吸収されたり、新たに作られることで歯を動かします。矯正が終わったばかりの歯槽骨は不安定で元に戻ろうとする力が強く、リテーナーで保定しなければ歯が動いてしまうのです。歯が元の位置に戻ろうとする働きを「後戻り」といい、わずか半日程度リテーナーを外しただけで、後戻りにより歯が動いた症例もあります。

装着し忘れていたリテーナーをはめたときに痛みがある場合、歯の後戻りが始まっています。痛みがあっても装着できればリテーナーによるリカバリーが期待できるでしょう。しかし、歯の移動が大きくリテーナーをはめられなくなると、歯科医院での処置が必要となります。後戻りがひどい場合は、再矯正が必要になるケースもあります。リテーナーは歯並びの保定には欠かせないため、必ず装着しましょう。

後戻り予防|整った歯並びを長く維持するためのポイント

整った歯並びを長く維持するためのポイント1つめは、リテーナーの保定期間と装着時間の遵守です。口腔内の状態によって異なるものの、一般的に矯正終了後から半年間は1日20時間はリテーナーを装着します。その後、状態をみながら装着時間を半日、夜間の7~8時間といったように徐々に減らしていきます。保定期間はおおむね2~3年ですが、保定期間終了後もリテーナーの装着の継続を勧められる場合もあります。また、保定期間中は3か月に1回程度の通院が必要です。

2つめは、歯並びに影響する癖の改善です。舌で歯を押す癖や頬杖、口呼吸、うつ伏せ寝は後戻りを引き起こす可能性があるため、なるべく改善しましょう。舌癖の改善は歯科医院でトレーニングが受けられます。後戻りのしやすさは歯並びや口まわりの筋肉などにも影響を受けるため、定期的に通院して歯科医師のチェックを受けましょう。

また、本来抜歯が必要にもかかわらず非抜歯で矯正を行うなど、不適切な治療で後戻りが起きるケースもあるため、歯科医院選びも大切です。治療が完了した後のリテーナーの装着頻度は、自己判断ではなく歯科医師の指示を守り、適切な使用方法となるよう注意しましょう。

 

Q1:リテーナーにはどんな種類がありますか?
A1:主に着脱可能なタイプとしてマウスピース型やプレート型、固定するタイプにワイヤー型があります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、口腔内や口まわりの筋肉の状態などを考慮して決定します。
Q2:リテーナーはどのくらいの期間、装着する必要がありますか?
A2:リテーナーの装着期間は口腔内の状況や舌の癖、口まわりの筋肉の状態などによって異なるため一概にはいえません。ですが、最低でも1年、多くのケースで2年以上は装着する必要があります。後戻りを防ぐためには、リテーナーの着用期間と時間はしっかり守りましょう。

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