矯正治療によるコンプレックスの解消
歯並びがコンプレックスで、笑顔を見せるのが怖かったり、会話を避けてしまったりする方は少なくありません。
歯並びの乱れは心だけでなく身体にも悪影響を及ぼすため、早めに矯正治療を検討しましょう。
本コラムでは、歯並びの乱れによる悪影響を解説し、矯正治療のメリットを紹介します。歯並びのコンプレックス解消のためにも、ぜひご覧ください。
歯並びの乱れによる影響
歯並びは話したり笑ったりした時に、人から見えてしまう部分です。
歯並びの悪さはコンプレックスとなるだけでなく、日常生活のなかで様々な悪影響を及ぼします。
身体への影響
歯並びの乱れを放置すると、以下のような影響があります。
・虫歯や歯周病になりやすくなる
・うまく発音ができなくなる
・食べ物が噛みづらくなる
・口が閉じにくく乾燥しがちになる
・顎関節症になる
・頭痛や肩こりになる
歯並びや噛み合わせが悪い場合は、歯みがきの際に歯ブラシが届きにくいため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、舌が歯に当たって発音しにくかったり、食べ物をうまく噛めなかったりするケースがあり、食事や会話にストレスを感じる方もいるでしょう。
歯が邪魔をして口が閉じにくい場合は、口の中が乾燥しやすく、ねばつきや口臭に悩むケースもあります。さらに、噛み合わせが悪いことにより顎に負担がかかると、顎関節症を発症したり、首の筋肉が緊張し頭痛や肩こりの原因になったりします。
心への影響
歯並びがコンプレックスになると、以下のような影響が懸念されます。
・口元に自信が持てない
・笑顔になるのが怖い
・食事や会話を楽しめない
・口元を隠す癖が付く
歯並びが気になると口元に自信が持てず、 明るく振る舞うことができなかったり、食事や会話を楽しめないケースもあるでしょう。さらに、口元を手で抑え、人から見えないように隠す癖が習慣化する場合もあります。
お子様の場合
デリケートなお子様の場合、歯並びをコンプレックスに感じて消極的な性格になったり、笑顔を見せるのをためらったりすることがあります。成長期の多感な時期に歯並びをからかわれ、悩むお子様もいるでしょう。
さらに、歯並びの乱れは顎の成長を阻害したり、お顔のバランスが崩れたりする恐れもあるため注意が必要です。
【コンプレックス解消】矯正治療のメリットと注意点
矯正治療は歯並びが美しくなるだけでなく、歯の機能が向上するなど多くのメリットがありますが、治療を終えるまでには複数のデメリットも発生します。治療を検討する際には、あらかじめどのようなメリットとデメリットがあるのかを把握しておきましょう。
矯正治療の5つのメリット
矯正治療の主なメリットは以下の5つです。
・見た目が美しくなりコンプレックスがなくなる
・虫歯や歯周病を予防できる
・食べ物を噛みやすくなる
・発音しやすくなる
・顎への負担がなくなる
矯正治療における最大のメリットは、歯並びが美しく整う点です。
歯並びにコンプレックスを抱えている方は、悩みの原因が解消され、晴れやかな気分で生活できるでしょう。
また、整った歯並びは歯みがきがしやすいため、口腔トラブルの予防にもつながります。機能性が改善されることで、食事や会話もストレスなく楽しめます。
さらに、噛み合わせが改善され顎への負担がなくなると、口の開きにくさや顎の痛みなどの悩みも解消されます。お顔のバランスが整って見えるケースもあります。
矯正治療を受ける前に知っておくべきデメリット
矯正治療を終えるまでに生じるデメリットは以下の通りです。
・治療期間が長い
・費用が高い
・痛みを感じる場合がある
・食事や歯みがきがしにくい
・矯正器具の自己管理を徹底する必要がある
矯正治療にかかる期間は症例によって異なりますが、歯並びの乱れが重度の場合は治療が長期化するため負担に感じる方もいるでしょう。加えて、審美性を高める治療は自費診療のため、費用が高額になりやすいです。
また、痛みに敏感な方は、矯正器具による痛みや違和感に悩まされるかもしれません。矯正器具の種類によっては、食事の邪魔になったり、歯みがきがしにくかったりするため、日常生活でストレスを感じる場面もあるでしょう。
さらに、矯正治療中は矯正器具の自己管理が求められます。毎日のセルフケアはもちろん、マウスピースの場合は装着時間や交換が疎かになると、治療期間が延びる恐れもあるため注意が必要です。
歯並びが気になる方は矯正治療の検討を
矯正治療で歯並びを整えることは、コンプレックスの解消につながるだけでなく、機能性の向上・口腔トラブルの予防など、多くのメリットがあります。もし治療期間や費用、治療内容について気になった方は、まず歯科医院に相談してみると良いでしょう。
堺市で矯正歯科をお探しの場合は、ぜひ当院もご検討ください。
Q1:矯正治療にはどのような種類がありますか?
A1:矯正治療の種類は大きく分けて、マウスピース矯正とワイヤー矯正の2つです。それぞれの特徴については、以下のコラムをご参考ください。
「矯正治療の種類と方法」
Q2:矯正治療は何歳からでもできますか?
A2:矯正治療に年齢制限はありません。お子様が矯正治療を始める場合は、乳歯から永久歯への生え変わりの時期に治療を始めるのが一般的です。お子様の矯正治療については、以下のコラムをご覧ください。
「子どもの歯列矯正の流れとその重要性」