リテーナーを忘れたときの対処法
リテーナーの使用は、歯並びを安定させるために必要不可欠です。決められた装着時間を守らなかった場合、矯正治療で整えた歯並びが再び悪化する恐れがあります。
本コラムでは、リテーナーを装着し忘れた場合のリスクと対処法を解説いたします。ぜひご参考にしてください。
リテーナーの効果と忘れた場合のリスク
矯正治療が終わった後の歯は、矯正前の状態に戻ろうとする「後戻り」が起きやすい状態です。リテーナーには後戻りを防ぎ、整った歯並びを維持する効果があります。歯科医師の指示に従って適切に使用しなければなりません。
リテーナーを装着しなかった時間が長ければ長い程、後戻りのリスクは高まります。さらに、リテーナーを装着する際に痛みがあったり、合わないと感じた場合は作り直しが必要となるため、出来る限り装着し忘れがないように注意しましょう。
合わなくなったリテーナーの交換方法や作り直しの費用については、以下のコラムを参考にしてください。
リテーナーを忘れたら状況に応じて対処しよう
リテーナーの装着を忘れた場合の対処法は状況によって異なります。例えば、1日だけの装着し忘れや、装着せずに寝てしまった場合でも、装着の際に違和感がなければ問題ありません。リテーナーには歯並びを整える効果があるため、装着し忘れてもすぐに対処できれば歯並びに大きな影響を与えずに済みます。
長時間リテーナーを外したまま過ごすと、装着した際に痛みや違和感が生じる場合があります。これは、リテーナーが歯に合わなくなっているため、無理に装着しようとせずに歯科医師にご相談ください。後戻りが起きてしまうと、再び矯正治療が必要となるケースもあります。矯正後の歯並びを保つためにも、リテーナーは忘れずに使用しましょう。
Q1:リテーナーの装着時間はどのくらいですか?
A1:リテーナーで後戻りを防ぐためには、1日20時間以上の装着が必要です。歯並びが安定するまでのスピードには個人差があるため、装着時間については歯科医師に確認しましょう。
Q2:保定が完了するまでにはどのくらいかかりますか?
A2:保定期間は、矯正治療の期間と同様で2〜3年程度とされています。歯並びの状態によって保定が完了するまでの期間は異なります。